瓦
日本古来の瓦は「陶器瓦」です。
表面を釉薬で化粧して焼いた粘土瓦のことです。
愛知県の三州瓦、島根県の石州瓦が有名です。
和風住宅で見られる陶器瓦の美しさは
素晴らしいものがあります。
基本的に塗り替えなどは必要ありませんが、
表面のガラス質の部分にひびが生じて白くなる
「白化現象」が起こることがあります。
機能的にはなんら問題はありませんが
このひびが大きくなって穴が開いたり欠けたりして
赤い基材が見えてくることがあります。
これも機能的には問題はないのですが
見掛けの問題で気になるのなら
瓦の葺き替えしか方法はありません。
最近は和風のデザインの他に
洋風のデザインの瓦が出てきたので
洋風の家でも陶器瓦を使うことが出来るようになりました。
セメント瓦は
セメントと砂、あるいはセメントとアスベストを混ぜて
プレス、成形、脱水したもので、
様々な形に対応できるために戦後大量に作られました。
表面にアクリル系、フッ素系などの塗装をします。
セメント瓦は初期費用は比較的安いのですが
定期的に塗装をしなければならないために、
長い目で見れば高くなるといった問題がありました。
手入れを怠ったり年数が長くなると
材質がセメントのために雨がしみ込むようになり
雨漏れの原因となります。
最後にコロニアル瓦について。
コロニアルはアスファルトで作られた軽量な瓦です。
価格が安いことも普及した要因です。
しかし、一時期原料にアスベストが使用されたこともあり
印象は悪くなっています。
施工が簡単で安いのですが耐久年数は約20年ほどと短く、
10年に一度程度の塗装をしないと
アスベスト飛散の原因になります。
考え方次第ですが、
イニシャルコストが高い陶器瓦は結果
メンテナンスがほとんど必要ないために
長い目で見れば安くなるというメリットがあります。
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